基本ルール
使用牌とドラ
- 萬子の2~8を抜いた108個の牌で行う。花牌は使わない。
- 俗にある「北抜きのドラ」といったことはしない。
- サイの目がゾロ目で、ドラのめくり牌を2枚とする。
王牌はめくり牌の数にかかわりなく14牌とする
- ドラのめくり牌に関係なく、5筒と5索はいつでもドラである。
赤色は関係ない。めくり牌が4のときは1枚でドラ2とカウントする。(4が2枚ならドラ3となる)
- 槓ドラ、槓裏ドラともアリ。
- 暗槓のときは槓した時点で、明槓及び加槓のときは嶺上牌でさらなる槓をするか場に捨ててロンされなかった時点で、槓ドラをめくる。
場所決めと抜け番
- 通常の4人打ちの場合と同様な手順(白・東・南・西・北それぞれ1枚ずつを裏返して、参加者それぞれが引く)で決める。空席の仮想の人が残りの牌を引いたものとして扱う。
- 4半荘終了ごとに同様の手順で場所替えを行う。
- 4人いて3人でやる場合の最初の半荘の抜け番は、最初の場所決めで「北」を引いた人である。
2回目以降の場所替え後の抜け番は、場所替え時に「北」を引いた人ではなく場所替え直前の半荘の2位抜けである。
- 4人いて3人でやる場合の2回目以降の半荘での抜け番は、直前の半荘の2位抜けである。
この際、席の入れ替えはない。即ち、4人は場所決めした位置を動かずに単に2位が次の半荘に参加しない(空席扱い)だけである。
起家決め
- 場所替え直後の半荘では、場所替えの際に東を引いた人が仮々親のサイを振る。
東を引いた人が仮想の人の場合や抜け番の場合は、南を引いた人が仮々親のサイを振る。
- サイの出た目が空き席を示した場合は、サイを振った人を示したものとして扱う。
- 場所替え直後ではない半荘では、前半荘におけるラス上がりが仮々親のサイを振る。
ラス上がりが2位で抜けた場合は、前半荘におけるトップが仮々親のサイを振る。
半荘
- 東東回しの2周とする。
- 流局時ノーテン親流れとする。(全員ノーテンでも親は流れる)
- 形式テンパイは認めない。片上がりテンパイやカラテン(上がり牌が全て場か自分の手牌の中に見えていて、上がり牌が残されていないことが明らかなテンパイ)は、テンパイとして認める。
- ラス親がノーテンで流局した場合は、東風のまま次の周回に入るが、箱割れまたは子が上がった時点でその半荘は終了する。(すなわち、3周目を全て回すわけではない)
- ラス親が上がってトップの場合、半荘終了を選択すること(俗に言う上がり止め)は出来ず、必ず連荘とする。
- 半荘終了時に同点者がいる場合は、親番順の若い方を上位とする。
点棒
- 15,000点持ちの20,000点返しである。
- 連荘の積み符は、1本あたり1,500点とする。(ツモの場合は500点ずつとする)
- ノーテン罰符は、それぞれ1,000点とする。
- ダブロンの場合のリーチ棒は頭ハネとする。
- ダブロンの場合の積み符は両者に上乗せする。
- 30符4ハンは、満貫とはせずに、7,700点(3,900、2,000)、11,600点(3,900オール)である。
- ロンは満額の点数となるが、ツモはそれぞれの親・子の点数をツモられた人が支払うだけで、
結果的には空席1人分の点数は受け取れない。(いわゆる「ツモ損」)
ウマ
- ウマはチップで支払う。(詳細はご祝儀チップの説明へ)
リーチ関連
- 3人リーチ(全員リーチ)でも、場は継続する。(流局とはしない)
- フリテンリーチはチョンボである。リーチ後の見逃しも同様である。
ただし、流局せずに他者が上がればチョンボとはならない。
逆に本人がツモ上がりして発覚したらチョンボとなる。
同様に、フリテンでオープンリーチをかけた場合は、その時点で発覚したものとしてチョンボとする。
- 一発は、2ハン縛りを満たす役とはならない。
- 2ハン縛り時には、「リーチ」を含めて2ハン以上を確定させたリーチでなければチョンボとする。
(ハン数の確定があればよく、上り役の確定は求めない。)
包(責任払い)
- 大三元、大四喜、四槓子の役を確定させるポンまたはカンをされた者は、責任払い(ツモ全額、ロン半額)とする。
また、複合役満の場合には、複合役満全額の責任払いとする。
- (obsolete)
大明槓の際の嶺上開花は、大明槓させた者の責任払いとする。まれではあるが、大明槓に引き続き暗槓や加槓を連続しての嶺上開花でも最初の大明槓させた者の責任払いとする。
その他
- チーは出来ない。
- 3風連打(4人打ちでの4風連打相当)は、流局とする。
その際、親は流れずに連荘とする。
- ポンまたはカンなしの1巡目の九種九牌で流局とすることが出来る。
その際、親は流れずに連荘とする。
- 配牌時に親はチョンチョンをする。(厳密に見ると親と下家の第一ツモ牌が入れ替わることになるが、簡略化のためにこうする。)
- 4本場から2ハン縛りとする。
- 国士無双に限り、暗槓に対する槍槓を認める。
- 国士無双13面待ちでのフリテンの扱いは次の通りとする。
自身が捨てているヤオチュウ牌ではロンできない。
自身がヤオチュウ牌を切った巡目ではどの牌であってもロンできない。
下家がヤオチュウ牌を切った巡目ではどの牌であっても上家を狙い打ったロンはできない。
罰則チップ
箱割れ
- 0点は箱割れとする。
(1,000点以下でうっかりリーチを掛けたときは、その時点で箱割れとして扱い、箱割れチップは両者に払うことになる。)
- 箱割れした人は、箱割れさせた人にチップ3枚を支払う。
- ダブロンや一人ノーテンの結果として箱割れとなった場合は、2人に対してそれぞれ支払う。(頭ハネではない)
- ダブ箱は35,000点、トリ箱は50,000点、…は、チップ3枚ずつ加算していく。
- 1周目の東1局で箱割れした場合は、子の場合はチップ5枚を、親の場合はチップ8枚をさらに加算する。
焼き鳥
起家がトップをとれない
- 半荘を誰も箱割れせずに終了したとき、起家がトップではなかった場合には、他の2人に対してそれぞれチップ3枚ずつを支払う。
4連敗以上の連敗
- 4回連続のラスで、その半荘の他のメンバ2名にチップ10枚ずつ支払う。
- 5~7回目は、同様にその半荘の他のメンバ2名にチップ5枚ずつ支払う。
- 8回目は、チップ20枚ずつ支払う。
- 9~11回目は、チップ10枚ずつ支払う。
- 12回目は、チップ30枚ずつ支払う。
- 13~15回目は、チップ15枚ずつ支払う。
- ・・・
ご祝儀チップ
一発賞・裏ドラ現物賞
- リーチ一発は(一役つくほかに)チップ3枚受け取る。
- 裏ドラ(槓裏も含む)の現物が手にあれば、1個につきチップ3枚受け取る。
- 上記いずれも、ツモの場合は2人からそれぞれ受け取る。
(即ち、ツモの場合のチップはロンの場合の2倍になる。)
役満賞
- ロンの場合はチップ30枚受け取る。
- ツモの場合はそれぞれ15枚ずつ受け取る。
- 「数え役満」であっても役満賞を受け取る。
- ダブル役満、トリプル役満・・・はチップもそれぞれ2倍、3倍・・・とする。
メン清賞
- ロンの場合はチップ10枚受け取る。
- ツモの場合はそれぞれ5枚ずつ受け取る。
- 九蓮宝燈、車輪といった役満の場合にでも、メン清賞も合わせて受け取る。
メン純チャン賞
- ロンの場合はチップ10枚受け取る。
- ツモの場合はそれぞれ5枚ずつ受け取る。
- 面前の清老頭の場合にでも、メン純チャン賞も合わせて受け取る。
ウマ
- 2位からチップ1枚受け取る。
3位からチップ3枚受け取る。
- 次の場合はウマは倍とする。
誰かがトップを連続したときの次の半荘
誰かがラスを連続したときの次の半荘
これらが重なった場合は重ねて累積しておき、さらに次の半荘にも引き継いでいく。
4連勝以上の連勝
- 4回連続のトップで、その半荘の他のメンバ2名からチップ10枚ずつ受け取る。
- 5~7回目は、同様にその半荘の他のメンバ2名からチップ5枚ずつ受け取る。
- 8回目は、チップ20枚ずつ受け取る。
- 9~11回目は、チップ10枚ずつ受け取る。
- 12回目は、チップ30枚ずつ受け取る。
- 13~15回目は、チップ15枚ずつ受け取る。
- ・・・
役
1ハン
- リーチ
- ダブル(リーチ)
- オープン(リーチ)
- 一発 [2ハン縛りのときの役としては認めない]
- 面前ツモ
- 平和 [面前のみ。ピンツモは20符2ハン]
- タンヤオ [面前のみ。食いタンはない]
- 一盃口 [面前のみ]
- 役牌 [空席の風も役牌]
- 嶺上開花
- 槍槓
- 槓フリ
- 海底模月
- 河底ラオ魚
2ハン
- 三色同順 [萬子がないので作れない]
- 一気通貫 [副露しているときは1ハン]
- チャンタ [副露しているときは1ハン]
- 七対子 [25符2ハンの計算]
- 対々和
- つもり三暗刻
- 三槓子
- 三連刻
- 混老頭
- 小三元 [役牌2種が必ずあるので、合わせて4ハンとなる]
3ハン
- 混一色 [副露しているときは2ハン]
- 二盃口 [面前のみ]
- 三色同刻 [1または9でしか作れない]
- 出来三暗刻
4ハン
- 純チャン [副露しているときは3ハン][一般的ルールより1ハン多い]
6ハン
8ハン(倍満)
役満
- 国士無双 [13面待ちはダブル]
- 四暗刻 [単騎待ちはダブル]
- 大三元
- 字一色 [七対子形はダブル]
- 小四喜
- 大四喜 [ダブル]
- 緑一色 [「発」を含まなくてもよい]
- 清老頭
- 四槓子
- 九蓮宝燈 [9面待ちはダブル]
- 天和 [ダブル]
- 地和
- 人和
- 四連刻
- 小車輪 [索子可。1~7または3~9]
- 大車輪 [索子可。2~8。ダブル]
- 数え役満 [合計13ハン以上の役がある]
- オープンリーチへのリーチを掛けていない者の振込み
- 組合せ可能な役満は、それぞれを合わせてダブル・トリプル・・・とする。
- 鳴き(ポン)を含んでも良い役満において、最後のツモまたはロンまで副露せずに上がった場合は、1役満分追加とする。複合役満においても1役満分の追加に留まる。
たとえば、字一色大三元を面前で上がった場合は、2役満分に加えて1役満分となるし、緑一色を四暗刻単騎で上がった場合は、緑一色の1役満分と四暗刻単騎の2役満分の3役満分に加えて、緑一色の面前完成分の1役満分の追加となる。
すなわち、2役満分とか3役満分を追加することはない。
- 人和の定義は、ポンまたはカンのない1巡目における自身の第一ツモ以前の他家の捨牌による出上がりである。
人和そのものが役であり、他の役は要らない。
反則
誤ポン、誤カン
- 発声の完了とともに成立し、チップ3枚を場に供託してその局は続行する。
誤ツモ、誤ロン
少牌
- 自己申告または他家の指摘とともに成立し、上がり放棄としてその局は続行する。
その後の「ポン」、「カン」は出来ない。
多牌
- 自己申告または他家の指摘とともに成立し、チョンボとする。
復活不能な山崩し(自動卓の誤操作など含む)
フリテンリーチ、ノーテンリーチ、2ハン縛りの違反リーチ
- 和了または流局時の倒牌時に自己または他家の指摘とともに成立し、チョンボとする。
- オープンリーチの場合は、掛けた時点で発覚したものとし、その時点で成立とする。
- 和了前に自己申告をしてもその時点ではチョンボとはせず、その局は続行する。
- 流局前に他家が和了した場合は、無罰である。
2ハン縛り時の1ハンの和了
発声の完了について
- 「リーチ」、「ポン」、「カン」、「ツモ」、「ロン」はキャンセルできない。
「ロ~、何でもない」などは、発声の完了とはみなさない。
また、倒牌をしたかどうかはその後の処置には関係しない。
- 間違いや反則がともなう場合は、それぞれの処置をする。
場に供託されたチップの扱い
- その局の和了者が受け取る。
ダブロンの場合は頭ハネとする。
- 流局した場合は、次の局に留保する。
- 半荘終了時に留保されたチップはトップが受け取る。
チョンボ(満貫払い)の扱い
- 満貫払いとし、その局はなかったものとして扱う。
連荘棒は増やさないし、その局に出されたリーチ棒は出した者に戻す。
故意的なチョンボの抑止
- 故意的かどうかの境目が困難ではあるものの、あった場合はその場で協議して処置を決定する。
例えば、包の役満、ドラが多数見えていて満貫以上の役が確定した他者の上がりを防止するために、
自身がチョンボして満貫払いで済まそうとする行為を故意に起こすなどが該当する。
- 役満払いとか、それに加えて満貫払いとするなどを協議する。
改訂履歴
- 2023.08.18
- 大明槓の際の嶺上開花の場合の責任払いを無くした
小規模の山崩しの場合の罰則を無くした